4時間2分というのは、新函館北斗駅までの所要時間であって、新函館北斗駅は、その名が示すように函館市内にはなく、函館の隣の北斗市にあるのだ。それゆえ、函館の中心部に向かうには、新函館北斗駅から在来線を走る「はこだてライナー」に乗らなくてはならない。この列車の所要時間は、最速で15分。実際に列車ダイヤを見てみると、東京駅を朝の8時20分発「はやぶさ5号」に乗ると、新函館北斗着が12時22分。12分の待ち合わせで快速「はこだてライナー」に乗り継ぐと函館駅着が12時49分。東京駅から函館駅までは4時間29分かかる計算である。

 

ちなみに、9時半頃、東京駅から羽田空港に向かい10時30分発の航空機に搭乗すれば、函館空港には11時50分に着陸し、機内持ち込みのバッグだけなら、さっさとタクシーを利用し、12時半頃には函館駅前に到着できるだろう。所要時間だけなら、新幹線は決して魅力的な移動手段とは言えないかもしれない。

 

新函館北斗駅が函館市内から遠く、アクセス列車「はこだてライナー」は新型電車とはいえ、通勤型ロングシート車両で、3両ないしは6両という短い編成だ。「はやぶさ」の乗客がすべて「はこだてライナー」に乗るとは限らないけれど、かなり窮屈な列車になりそうな予感はする。とくにグランクラスやグリーン車でゆったり乗車してきた人にとっては、着席の保証のない列車は敬遠の対象かもしれない。

 

そんな人や新幹線に乗るだけでは面白くない人には、木古内で下車して、在来線(北海道新幹線開業後は、第3セクター道南いさりび鉄道)に乗り換える列車旅を提案してみたい。乗り換えというと面倒だと思う人がいるかもしれないけれど、どのみち、函館駅に向かう場合には、新函館北斗駅での乗り換えが必須なので、乗換駅が新函館北斗駅か木古内駅かの違いである。