新型が出ると旧型を悪く書く、とよく言われる。実際、4~6年間の開発期間を経て旧型をしのげなかったら、それはそれで問題だと思う。けれど新型の評価をする際、旧型より良くなったブブンを重点的に紹介する傾向についちゃ否定しない。そこでたまにゃ旧型の話などしたいと思う。先日、新型のレポートをしたプリウスでございます。果たして圧倒的に良いのか?

 

実用燃費

JC08だと売れ筋グレードで旧型30.4km/L。新型は37km/Lで約20%向上している。実用燃費も確かに良くなっている感じながら、少し踏むとガックリ落ち旧型と大差なくなるような気がします。実際、極めて実用燃費に近いアメリカEPAの公認値は街中と高速の平均値で新型52mpg(22.2km/L)。旧型49.5mpg(21.1km/L)と大差なし。

 

動力性能

車重はほぼ同じ。パワーユニットの出力も同じ。となれば絶対的な出力も変わらないということか? 聞いてみたら「変わらないです」。最高速である180km/h巡航での燃費も変わらないそうな。個人的にはココが最も物足りない。欧州やアメリカでプリウスの評価がイマイチなのもこの点。最高速200km/hで0~100km/hが2秒早くなれば……。

 

キャビンスペース

数字上はほとんど同じながら、リアシートに座ると屋根が上から大きく垂れ下がっており圧迫感がある。旧型の方が明らかに広く感じます。また、新型になり着座高が低くなった。年寄りだと乗り降りで「よいしょ!」「どっこいしょ!」になります。リアシートに座るのなら圧倒的に旧型が快適だと思う(乗り心地を除く)。白いインテリア素材も「う~ん」。