■第3のビールって、リキュールなのか!
発泡酒が市場に出たのは1997年(平成7年)。ビールより安い発泡酒は、消費者の懐をとらえ、人気となった。

 

が、2003年(平成15年)の税制改正で、発泡酒の税率がアップ。すわ、これでは発泡酒離れが起こると危惧したメーカーが、次に研究・開発したのが「第3のビール」だ。麦芽を使用しないで、豆類やトウモロコシなどの原料を使いビールのような風味に仕上げた技術の飲み物だ。初めての商品は、サッポロビールがえんどう豆でつくった「ドラフトワン」。最初に飲んだときは、驚きましたねぇ、豆の味が強烈で……。

 

しかし2006年(平成18年)に再びおこなわれた税制改正では、第3のビールの税率もアップ。せっかく開発した技術者にとって「ひどいわひどいわ」である。

 

これに負けず、さらなる研究・開発したのが、麦を使った発泡酒にスピリッツ(蒸留酒)を混ぜビール用の味わいに仕上げたもの。酒税法上はこれが「リキュール(発泡性)」の扱いになり、いままでの「第3のビール」は「その他の醸造酒(発泡性)」と呼ばれるようになった。もはやビール“系”でもない。

 

シャンパーニュ型のボトルに入っていれば、スパークリングのコーナーに置いてもかまわないのだ。ちなみに「缶チューハイ」も同じ「リキュール」になる。もうなんだか……。