2017年4月に消費税は10%に引き上げられる見込みであることは皆さんご承知の通りかと思います。そのような中で、一部の消費については、消費者の負担軽減を図るため、軽減税率の導入が議論されています。

 

この軽減税率は、主に食料品など生活必需品に対して低い税率が課される仕組みですが、世界で見れば多くの国で導入されています。そこで、世界各国の消費税と軽減税率がどうなっているのかを調べてみました。

 

■ヨーロッパでは消費税20%前後が当たり前
そもそも、日本の消費税はヨーロッパの付加価値税を参考につくられています。しかしながら、そもそも日本では直接税を主体とした税制度であるため、ヨーロッパでは現在20%前後の付加価値税が当たり前ですが、日本では消費税率が高く設定されているわけではないのです。

 

主な世界各国の付加価値税(消費税)は、財務省のホームページによれば、2015年1月現在において下記の通りとなっています。

 

・オーストリア……標準税率:20%、食料品に係る軽減税率:10%
・フィンランド……標準税率:24%、食料品に係る軽減税率:14%
・ハンガリー……標準税率:27%、食料品に係る軽減税率:18%
・オランダ……標準税率:21%、食料品に係る軽減税率:6%
・スウェーデン……標準税率:25%、食料品に係る軽減税率:12%
・スペイン……標準税率:21%、食料品に係る軽減税率:10%
・ドイツ……標準税率:19%、食料品に係る軽減税率:7%
・フランス……標準税率:20%、食料品に係る軽減税率:5.5%

 

ここに記載した国々は、軽減税率を導入している国のほんの一部となりますが、ヨーロッパでは、標準税率(本来の税率)の半分以下としている国が多いことがわかります。ただし、アイルランドのように標準税率は23%ですが、食料品には0%といった国もありますし、デンマークのように標準税率25%で、食料品も25%課税されるという国もあります。