12月から社員50人以上の企業に、年に1度の従業員のストレスチェックが義務づけられました。ニュースでは企業の人事担当者が、「ストレスがある」と診断された場合仕事量を減らすなどの対策も考えなければならないと、困ったような表情で語っていたのが印象でした。

 

もちろん、ブラック企業のように法律で定められた以上の時間外労働を強制したり、とうてい達成不可能なノルマを課すなど、常識を逸脱する勤務や成果を従業員に求めている場合は別ですが、最近の会社員のうつ病多発には仕事からくるストレス以外の要因も大きく働いているのではないかと感じています。

 

■睡眠時間が5時間を切る日が続くとチューハイを数杯飲んだときの脳と同じ状態に
12月18日付の日経ビジネスオンラインに伊藤和弘さんによる「睡眠時間6時間以下の人は死亡率が2.4倍に」という記事が掲載され多くのアクセスを集めていました。この記事によると、日本人はOECD諸国の中でも睡眠時間が短く、特に40代~50代の方の睡眠時間は7時間を切っているそうです。また、睡眠時間が5時間を切る日が続くと、脳はチューハイを数杯飲んだときと同じくらい機能が低下するという話が紹介されていました。このように睡眠不足で脳が疲れた状態で仕事をしていれば当然仕事の能率は上がらず、残業が増えてしまう。そしてまた睡眠不足になる、という悪循環に陥っているような気がしてなりません。

 

■不足する睡眠時間を補う昼寝の時間がなくなった
この記事では睡眠不足を補う方法として「昼寝」が推奨されています。10分~20分の昼寝をすることで睡眠不足で疲れた脳が覚醒し、またせっせと働き始める効果を期待してのことですが、確かに昔は、昼休みに自分の机や会社のソファなどで仮眠を取る人がけっこういました。また、朝晩の通勤や昼間の電車やバスでもうたた寝をしている人が多かったのですが、最近はめっきりみかけなくなりました。みなさんスマホ画面にかじりついていて、とても寝るヒマがない様子なのです。