新婚旅行のことをハネムーンと呼びます。なぜハネムーンと呼ぶのでしょう? ハネムーンと結びつくお酒の意外な関係とは。

 

■お酒とハネムーンの意外な関係
ハネムーンは漢字で書くと蜜月です。蜜といえば蜂蜜ですね。日本ではあまり知られていませんが、蜂蜜を発酵させた醸造酒である蜂蜜酒は世界各地で愛飲されています。蜂蜜酒は世界最古のお酒とされ、『ハリーポッター』にも登場しています。作り方は蜂蜜をお湯に溶かして酵母をいれるだけ。最古のお酒というだけあってシンプルですね。

 

蜂蜜酒は、ビールやワインに席巻される前のヨーロッパでは非常にポピュラーな飲み物だったようです。古代のスカンジナビアに住んでいたゲルマン人たちはこの蜂蜜に強精効果があることに気づき、新婚後1か月の間、蜂蜜酒を作って飲みながら子作りに励んだとされています。このことから、新婚直後のことを「蜜月」(ハネムーン=honeymoon)と呼ぶようになったそうです。

 

東欧では、今でも新婚夫婦の手のひらに1さじの蜂蜜を垂らし、夫婦そろって最初の食事をとる前に、互いの手のひらを舐めあう風習があります。こうすることで、夫が妻に手を上げるのは妻を愛撫するときだけになり、妻の唇は愛しか語らないようになるとか。6月の花嫁(ジューン・ブライド)が祝福されるのは、花が咲き乱れる初夏で、気温も蜜蜂酒の発酵に適した温度になるからという説もあります。蜂蜜と結婚は切っても切れない関係ですね。