忘年会シーズン真っ只中です。この週末はどこの繁華街も、これから忘年会に繰り出す人たちや、すっかりできあがっている人たちでごった返すことでしょう。

 

繁華街でよく見かけるのが、どのフロアも居酒屋ばっかりの居酒屋ビル。たいていは、エレベータが開くと、すぐに店の入口という構造になっています。そんなふうにエレベータに乗って居酒屋に行く場面で、釈然としない思いをさせられることが少なくありません。とくに忘年会シーズンのように、お客さんが多いときに、その事態は起こりがちです。

 

それは、1階でエレベータに乗り込む段階では後から乗ってきたグループが、お店に着いてエレベータが開いたときには先に降りて、店員さんに先に「何名様ですか?」と聞かれてしまうこと。もともと先にエレベータに乗っていたほうは、降りるときには後になって、店員さんに対応してもらう順番も後回しになります。

 

それはおかしいのではないかと、声を大にして言いたい! なぜ、後からエレベータに乗ってきたほうが、先に店に入れるのか! なぜ「お先にどうぞ」と言えないのか!

 

そう、先に降りたほうが「お先にどうぞ」と、自分たちより先にエレベータに乗っていた人たちにひと声かけて、前に行ってもらえばいいだけの話なんです。しかし、残念ながらそういうマナーや気遣いは、ぜんぜん定着していません。

 

いや、誰もが先に行かれてモヤモヤした経験があるだけに、心の中で「い、いいのかな、先に行っても……」と戸惑っている人も、きっと多いことでしょう。しかし、先を譲るという行動が定着していないだけに、「お先にどうぞ」と声を出すのは勇気がいります。そんなこと考えたこともなかった、細かいことを言うなとおっしゃる方は、そのまま大らかに生きていっていただければと存じます。