■アルコールで本当に消毒ってできるの? 消毒しても無菌状態にはならないよ!!

人間にとって害がある、と考えられる物質を取り除くことを一般的に「消毒する」と言いますよね。医療現場でも「消毒しといてね」って使います。でも消毒ってバイキン(医学用語では微生物)を全滅させているわけではないのです。手術に使う器具は「滅菌」といって全てのバイキンを全滅させる必要があり、この状態がいわゆる「無菌状態」です。

 

皮膚には常在菌と呼ばれるバイキンが必ず付着しています。そのバイキンを取り除くために、注射をするときにアルコールにつけた綿、「酒精綿」で皮膚を消毒してから針を刺すのが一般的ですよね。でも、

 

「注射前に皮膚をアルコール消毒することは無意味」

 

なんです。全く無駄な作業であり、アルコールに弱い人の場合、それが原因で注射した部分が赤くなってしまうことさえあります。じゃあ、なんで注射前にアルコールで消毒するかというと、

 

「なんとなくみんなやっているから」

 

なんですよ。今はやりのエビデンスには全く基づかない、単なる儀式とも考えられます。医療って先輩がやることを疑いもせず真似るために意味ないことが伝承されてしまいます。……こんなこと言うから私は同業者にも嫌われるのかも(涙)。

 

胃の検査でバリウムを飲んでいる医師はいるのか?