この事例からは、高齢者向けだから移動美容車・デリバリーという単純な発想ではなく、広く女性にサービスを提供するためのツールのひとつとして、この車が誕生したようにも感じます。美容室の真の価値は、お店に来た人の髪を切ることではなく、「美への想いを充足させること」なのでしょう。となれば、デリバリー車の登場は必然だったのかもしれません。

 

移動美容車は、スタッフさんとの会話も楽しめる空間であり、美容室そのもの。温かいコミュニケーション、スタッフさんとのふれあいは、施設にいる高齢者の楽しみの一つにもなるでしょう。

 

美容室のサービスを、美容室として売るだけでは成長はありません。美容室も「髪を切る」「髪を染める」という機能を提供するだけでは済ませられないということです。コンセプトを広く、「女性の美への想い」とすることで、このような新発想が生まれたのでしょう。

 

目先の課題で視野がせまくなりがちな競争社会ですが、規模の大小に関わらず、あなたのサービスの本質、原点、価値をもう一度考えることで、あなたが進む道・戦略が明確になってくるでしょう。迷わずいきましょう!