終息するどころか、飛び火に次ぐ飛び火を続けるマンション傾き事件。

 

考えてみれば建売住宅、マンションはある意味中身が見えないブラックボックスなワケで、それを買っても良いと判断せしめていたのは売る側への信頼だったと思うが、そこが揺らいでいるとしたら、これは関わっていた会社だけでなく、住宅とか、建設とか、関連する業界全体への不信につながるわけで、かなり、かなり、大きなことになる気がする。

 

でも、ここでこの問題を大きなものにして、業界全体の体質とか、やり方そのものを考えるようにしないと、またすぐ、同じような問題が起きると思う。

 

小手先で地盤調査の結果を誰かに提出する程度の作業を加えても、そんなことで安全はキープされない。どころか、たぶん、作成する書類が増えることで実務に費やされる時間が減ることになり、面倒だからと新たな偽装に繋がる可能性のほうが高いと思う。

 

何かトラブルが起きると、再発防止が検討されるのはどの業界にもあることだろうと思うけれど、残念ながら、それが功を奏しないことってのも実にしばしばある。

 

たとえば、私らの業界で発行した雑誌や書籍に誤字とか、誤記があったとすると、すぐに始末書を何枚も書かせて、ついでに誰がどういう順番で何をチェックするというシステムを作りたがる編集部がある。

 

外部の人間が書いたとするとその人間が見て、そこの上司が見て、編集部の担当が見て、副編が見て、たまには形ばかり編集長が見て、さらにクライアントとか、代理店とかにも見せたりする。

 

だが、面白いことに、多くの人が関わってしっかりチェックしても誤字、誤記は出る。どころか、多くの人が見れば見るほど出ることもあるほどで、理由は簡単だ。