自動車という商品は、純粋な道具ではありません。文明の利器であるけれど、文化(趣味)も背負っている。「食」も文化だ。安価なファストフードは栄養分という点で申し分ない。されど一定以上のシェアにならない。安価な衣類だって、買わない人は買わない。私の見解が正しいのか解らないけれど、自動車も全く同じだと考えます。

 

この4年、ハイブリッド車の世界販売台数は毎年120万台程度のままである。モデル数としちゃ大幅に増えているものの、絶対数が伸びてないです。マツダの日本での売れ行きを見ると大きく伸ばしているけれど、ガソリンエンジン車だけで考えればキビシイ。なぜか? 素晴らしい「文明」ながら文化という点で物足りないんだと思う。もっと解りやすく書けば「楽しくない」のだ。

 

マツダは「大排気量NAこそ効率が良い」と断言する。その通りなのかもしれない。ただ「栄養が足りていて安い」と同じように思う。トヨタのハイブリッド車も燃費が良くてクリーンである。ハイブリッド車の場合、節約出来る燃料分で「ハイブリッド代」もカバー出来てしまう。「道具論」だと正論だ。されど文化は効率だけじゃ決着しない。そのあたりがクルマに興味ない人には通じません。