「キャリア」という言葉はよく聞くけれど、その正確な意味はわからない人が多いのでは?

 

簡単にいうと、「キャリア」とは「仕事の経歴」であると同時に、仕事を通じてどんな自分になるかという「自己イメージ」も意味するという。

 

「いかだ下り」と「山登り」。実はこれはキャリア形成の代表的な2つの方法だ。

 

「いかだ下り」とは、仕事をするうえではどんな状況に置かれようと、その状況で自分ができることに主体的にかかわり、力をつけていく働き方。どんな川でもいかだに乗って、流れを乗りこなしていくさまに例えている。

 

「山登り」は、自分が目指す目標を決めて、その目標に向かって一歩一歩進んでいく働き方。一つの山を定め、コツコツと登っていくさまに例えている。

 

■偶然の出会いやご縁を大切にする「いかだ下り」

もし将来の夢がはっきりと決まっていなくても、働こうという意欲をもち続け、働き続ければ、自然にキャリアは形成される。このイメージがしっくりくる人はいかだ下りタイプといえる。

 

いかだ下りタイプはどんな仕事、職場にあっても偶然の出会いやご縁などを大切にして、スキルを磨きネットワークを構築することで、自分の価値を高めていくことができるだろう。

 

その反面、積極的に望んだ状況ではないという思いが強いと、受け身になったり、生活のためといやいや働いたり、もっと自分に合う状況があるのではないかと不満を募らせてしまうリスクがあるので注意しよう。

 

■「山登り」タイプは夢がかなわない場合もめげない気構えを

将来なりたい職業や興味のある分野がはっきりしていて、その目標に向けて突き進みたい人は、山登りタイプといえる。

 

山登りタイプは、本当にこの職業でいいのかと悩んだり努力することに疑問を感じたりすることが少なく、やりがいも感じやすい。

 

その反面、何かの理由で夢がかなわなかったり、あきらめたりすることになった時、立ち直れないほどダメージを受ける恐れがある。

 

また目標に集中するあまり、視野が狭まり周囲の状況に対応する力が伸びにくくなるリスクもある。

 

山登りタイプは、目標にこだわりすぎず、状況の変化や周囲の要望にも目を向ける柔軟性を意識してもつようにするといいだろう。