「セックスレス」なんて言葉を頻繁に耳にしますが、その定義を調べてみると「病気などの理由もなく、1ヶ月以上性交渉がないカップル」ということなのだとか。

 

我が家の場合、新婚当初はそれなりにあったと思いますが、結婚して2年ほど経ち「そろそろ子作り」という意味合いが加わってからは、衝動的な行為というよりも、計画的なものに変化しました。

 

でも、私はそれでいいと思っていました。何故ならすでにそういう衝動に駆られることは、ほとんどなくなっていたからです。要するに、妊活のおかげでセックスレス夫婦になることを回避することができていたのです。

 

程なくして妻が妊娠すると、案の定家庭からパタリとセックスが消え去りました。妊娠中は妻からの誘いで1度だけ。出産後に至っては、妻からのサインを気付かぬふりをし続けること1年半が経過。そう、私たちはれっきとしたセックスレス夫婦となってしまっていたのです。

 

ただ、私も妻が嫌いなんてことは微塵もなく、愛していることは間違いありません。だからこのセックスレス状態を「よし」としているわけではありませんでした。たまに「他のママ友は週1でしてる」とか、「どこで処理してるの?」などとチクリチクリと口撃されることもありました。常に私は笑ってごまかしながら「そうだよな。セックスレスはよくないよな。このままだと夫婦関係にも影響しちゃうよな」と思い続けていたのです。だけど、だけどもそういう気分になれなかったのです。

 

そんな微妙な感じの中で訪れた妻の誕生日の日の夜。外食を済ませて家でくつろいでいると、妻が「本当に私のことを想っているの?」と涙ながらに訴えてきたのです。セックスもない、自分に積極的に触れても来ない。能動的な愛の言葉もない。本当に二人の間に愛はあるのか? 内容はこういった感じでした。