サンフランシスコのある小学校が男女別のトイレの段階的廃止を行うという、全米でもあまり例のない取り組みを始めたというニュースがありました。

 

男女別トイレを段階的廃止、米サンフランシスコの小学校

 

すでにアメリカの多くの学校で「だれでもトイレ」が導入されていますが、この小学校の校長は、男女どちらの性にも合致しない(トランスジェンダーの)児童が8人いることを認識したうえで、「児童全員に安心感を持ってもらいたいだけではなく、全員が一様に平等であることを理解してもらいたいとの狙いもある。児童たちに貴重な教訓を教える機会だ」と語っています。

 

このニュースを読んで、「え? 男の子も女の子も同じトイレってマズくない?」と、ほとんどの方が思うことでしょう。小学校ってただでさえ、トイレでうんこしたらからかわれたり、男の子が女の子にちょっかいだしたり、そういうことが多々ある時期なわけで、「何か問題が起きたらどうするの?」っていう感覚が先に立っちゃいますよね。

 

今回は、男女別トイレの廃止はアリかナシか、というテーマで掘り下げていこうと思います。

 

まず、トランスジェンダーの方(特に、性別移行途中の方や、見た目でそうとわかってしまうような方)にとって、どちらのトイレに入るべきかというのはとても深刻な問題です。日本で働くトランスジェンダーの方のなかには、職場でトイレに行くのを我慢してしまい、排泄障害になる方もいらっしゃるそうです。そこで、学校や職場などで、性別に関係なく入れる「だれでもトイレ」の設置が求められてきました。