いつも優雅で凛としていて、フランス関連のイベントでは、流暢なフランス語でのスピーチもこなしてしまう才色兼備な川島なお美さん。

 

その美しさや、完璧主義で気が強いところから、一部では「女王タイプ」と思われている事を、私は最近になって知りました。

 

なぜなら、約8年前に個人的にお食事をご一緒するようになって以来、私の知っているなお美さんはメールはいつも即レス、留守電を残せばすぐにコールバック、軽井沢の別荘にお邪魔すれば手料理でおもてなしして下さる気さくで誰に対しても細やかな気遣いをされる方だったからです。

 

確かに「駄目なものは駄目!」とハッキリおっしゃるし、ご自身が納得いかない場合は絶対に首を縦に振りません。そんな不器用なまでにご自身の信念をしっかり持っていらっしゃる方なので、もしかしたら誤解される事が多かったのかも知れません。

 

私は、ライターとしてなお美さんとお仕事をした事もあります。かなり無茶振りな内容も、お忙しい中なんとか時間を捻出し、読者の皆様に喜んでもらえる誌面になるよう色々と心を砕いて下さいました。

 

でも、1度だけ、お願いしたお仕事を引き受けて頂けない事がありました。

 

それは、今年の7月、ある女性誌の牛肉特集で食通著名人の方に、お気に入りの牛肉料理のお店をご紹介頂く企画でした。食通のなお美さんにピッタリなテーマだと思っていたんですが、2013年に胆管癌の摘出手術をした後、牛肉を控えていらっしゃるので、この企画には協力出来ないという理由でした。

 

読者に対してウソはつきたくないという誠実なお人柄を改めて尊敬した一方、すっかり元気になられたように思っていたのに、まだ完治はしていないという事実を知り、とてもショックでした。

 

そして、約2ヶ月たった9月4日、久し振りになお美さんからのメールが届きました。

 

10月19日にサプライズでご主人・鎧塚俊彦シェフのバースデーパーティーを開催するので参加して欲しいという内容でした。