「三立製菓」と聞いて、どんな商品を作っているメーカーなのかが、すぐに思い出せる人は少ないだろう。だが、商品名を言うと、誰もが確かに知っている会社である。

 

「カンパン」「源氏パイ」「チョコバット」「かにぱん」。

 

昔から馴染みがあるだろう。企業イメージとしては、やや地味かもしれないが、昔から多くの人が親しみを感じているのは間違いない。

 

そんな会社に惚れ込み、自ら「三立製菓」の商品専門とも言える菓子店を開業した人がいる。

 

小堀チエさん、95歳。昭和24年に開業し、現在もご本人が営業を続けている。

 

その店の名は、「三立亀有」。間違いなく、“三立ファン”であることがわかる。

 

なぜ、それほどまで「三立製菓」にこだわるのか。事の始まりは、第二次大戦中である。