「1000万円プレイヤーの派遣社員がいる」というウェブ記事を目にしました。

 

記事ではお二人が紹介されていて、それぞれ1部上場の中堅IT企業と大手通信会社で派遣社員として働いている、どちらの方もITエンジニアでした。

 

それぞれ自分の意志で、あえて派遣を続けており、その理由は「高い収入が得られるから」ということでした。

 

お二人ともリーマンショックの際には、その影響で職を失った経験があるそうですが、派遣であることを不安には思っていないそうで、

 

「いつ切られるか分からないのは事実だが、優秀な人材が多い職場で、緊張感をもって仕事に向きあうことができる」

 

「正社員は残業も断れず、副業も認められないので、もう一つの仕事に時間を振り分けることができない」

 

「正社員はかかわる仕事の選択権がないので、将来性がない経験や技術では、先の自分の選択肢を狭めてしまうが、派遣社員は自分で自由にキャリアを設計できる」

 

など、派遣であることのメリットを語っています。

 

最近では、人手不足に悩んでいるIT系や自動車製造の技術者では、高額の派遣社員が増えているのだそうで、年収アップを目指して、あえて正社員を辞めた人もいるのだそうです。

 

この話は、ごく一部の特殊な人たちのことという見方もできますが、そもそも労働者派遣法が施行され、派遣という働き方が始まった1986年ごろでは、派遣で働く多くの人は、これと同じような話をしていたと思います。“組織の都合に縛られず”、“高い報酬が得られる”ということです。あえて派遣で働きたいという人が、たくさんいた記憶があります。