2015年7月に放送された「FNS27時間テレビ2015」で、お笑いコンビ「たんぽぽ」の白鳥久美子さんが連続バンジージャンプに挑戦していたことを覚えている方は多いではないでしょうか?

 

残念なことに10回連続飛んでいる途中に体調が悪くなり、ドクターストップとなりました。そのときの診断が「脳震盪(のうしんとう)」。

 

バンジージャンプは、直接頭をぶつけることはまずない(というか、ぶつけてしまったら洒落になりません)のにもかかわらず、脳震盪になることはあるのでしょうか?

 

そもそも脳震盪は、頭蓋骨の中にある脳が揺さぶられることによって引き起こされます。頭を強く、そして直接的に打ってしまうことによって引き起こされるだけではありません。実は、軽く頭をぶつけたり、揺らされたりすることでも、「回転加速度」といった衝撃がかかることがあります。回転加速度による衝撃は、簡単にいうと、首を軸として頭が大きく振られることで起こります。

 

バンジージャンプでは、飛び降りてから上昇に切り替わるときに首に力を入れていないと、体が先に上昇するにもかかわらず首がその場に残るような形になり、大きく頭が振られることになります。

 

ジェットコースターでは、連続した上下動や遠心力に耐えれなければ、同様に頭が大きく振られることにより回転加速度の衝撃が脳内へ蓄積されてしまいます。

 

このようなことを防ぐために、激しいコンタクトスポーツの代表であるアメリカンフットボールでは、「ネックロール」といった首を守る防具や、「マウスピース」を口に入れて試合や練習をします。

 

ネックロールは首に巻くことにより、極端に首が曲がることを防いでくれます。マウスピースは歯を食いしばることで、自然と首に力が入り、頭が大きく振られることを防いでくれます。