■不安だらけ、でも「がんばって」しまった
「ほんとうに足りているのかな?」という不安は絶えずありました。

 

母や先輩ママたちがくれたアドバイスは「おむつは濡れてる?」「よく眠る?」「ママはご飯食べてる?」など。そこは問題ないように思えました。

 

スマホの検索窓に「母乳 足りているか」と打ち込むと、出てくる文章は、

 

「とにかく頻回授乳。ミルクを足すと満腹しすぎて飲まなくなり、母乳が出なくなる」

 

「体重の増加はゆるやかで大丈夫。増えないからと安易にミルクを足さないで」

 

「赤ちゃんの体重を頻繁に計ってストレスを溜めてはダメ。必ず出るようになるから、とにかく吸わせて」

 

というもの。出なくなる、と言われると、怖くてミルクを足せなくなりました。

 

その頃つけていた記録を見ると、毎日10〜15回、1回あたり20分以上授乳しています。まさに頻回、一日中授乳している状態で、疲れて判断力も落ちていたのかもしれません。

 

保健師さんは待てど暮らせど来ず、客観的な評価をきく場もないままの日々。でも、娘もわたしもこんなにがんばっているし、それなりに飲めているのかな? 毎日抱っこしていると分からないし、ほかの子と比べる機会もないけど、どのくらい大きくなったかな……。そう思って向かった、1ヶ月検診。

 

ここで冒頭の話となります。この子はひと月ずっと「おなかすいた」と泣いていたのか、と頭が真っ白になりました。現状すぐに健康上の問題はないことを確認し、栄養指導を受けて帰宅。すぐにミルクを作りました。帰宅した夫に報告しながら、涙が出ました。

 

■その後も難航する授乳
そこでばっさりミルク派に転向してもよかったのですが、やはり刷り込まれた「できるかぎり母乳」で頭がいっぱいだったため、その後もミルクに頼りながら、しつこくおっぱいマッサージ(痛い)にも通い、ハーブティーなども試しました。

 

が、母乳量は改善しませんでした。いわゆる「出にくい体質」だったようです。

 

それからもミルク主体(母乳はほぼデザート扱い)なのに哺乳瓶を拒否してみたり、順調とはいいがたい授乳生活となりました。

 

離乳食が始まるや否やしっかり食べるようになり、1歳を迎える頃には成長曲線ど真ん中に追い上げるほど大きくなってくれたため、馬鹿なことをした話として披露できるわけなのですが……。