これまで病気の原因として、大きく先天性と後天性があるとされてきました。

 

・先天性の病気:遺伝病、染色体異常、先天性感染症、多因子遺伝病など生まれつきの原因

 

・後天性の病気:感染症、外傷、栄養失調、肥満など出生後の生活習慣などによる原因

 

近年、これらの病気の原因とは別に、DNAの遺伝子情報だけではなく、親から子供に伝えられる病気があることが注目され、特に妊娠中の母親が環境から受けた影響が記憶され、その子供が将来、生活習慣病や代謝疾患を発症しやすくなることがわかってきました。

 

この研究そのものは信頼性の高いものですが、背景として、研究シナリオを証明するために、極端な状態を設定して実験を行ったと思われます。

 

今回の実験で言えることは、「妊娠するに至ったセックスの頃、毎日が酩酊状態で、お酒が全く抜けない日々だった人は、生まれてくる子供が将来、糖尿病になる可能性があるかもしれない」といった内容です。

 

古来、男女の出会いは祭りの時、年に数回だけ許されたお酒を飲んで、それで子孫を残してきました。毎日は、お酒が手に入らなかったのです。現在妊娠中の方が、たまたま、排卵日にお酒を飲んでいたとしても、アルコール漬けではない普通の人は、全く心配しなくて良いと思います。

 

ただし、妊娠を予定した方が、お酒を控え、禁煙し、偏食などを改善することは大事なことです。現代人の環境は子孫を残し、子孫を繁栄させるには多くの問題を抱えています。食生活を見直すことは重要な少子化対策の1つです。