●(2)牛乳・乳製品とメタボリックシンドロームに関する横断的研究(日本栄養・食糧学会誌2010;63:151-159)
この論文を元に行われた座談会「牛乳・乳製品摂取とメタボリックシンドローム」(メディカル朝日別冊)によれば、

 

・日本人初の大規模調査研究

 

・牛乳・乳製品の摂取が多い人にはメタボリックシンドロームが少ないことが示された

 

・女性では、牛乳・乳製品の摂取が多いほど、腹囲、BMI、中性脂肪、収縮期血圧が低く、HDLコレステロールが高かった

 

・男性では、牛乳・乳製品の摂取が多いほど、収縮期血圧、拡張期血圧が低かった

 

(問い合わせ先:社団法人日本酪農乳業協会)

 

とのことですが……。

 

実は、この研究の対象者は乳業メーカー4企業グループに勤務する従業員とその家族。自記式の郵送アンケート調査で回収率は35.8%。メタボリック健診結果は自己申告。という内容で、臨床研究治験や生物統計学の専門家が原著者に名を連ねながら、この研究から、どうして座談会のような結論が出せるのか、限りなく灰色に近い論文です。

 

いずれにしても、牛乳が有用である確かな根拠がなく、もしかしたら牛乳が有害である可能性も否定できないのが現状ならば、牛乳を摂取しないという選択肢、立場はもっと尊重されるべきです。もし松嶋さんが「私はこのようにしている」という、タレント松嶋尚美さんらしい発言だったとすれば、何ら非難されることのない発言ではないでしょうか。