元ラグビー日本代表であり、慶應大学体育会蹴球部(ラグビー部)の監督としてチームを大学日本一に導き、そしてニュースキャスターとしても活躍した上田昭夫さんが2015年7月23日の朝にお亡くなりになられたとの報道がありました。62歳という若さでした。

 

オフィシャルブログによると、病名は「アミロイドーシス」とのこと。さて、このアミロイドーシスとはどのような病気なのでしょうか?

 

アミロイドーシスとは、「アミロイド」と呼ばれる私たちにとって不要な繊維状のタンパク質が、体の各臓器にくっついてしまい、その結果として沈着した臓器が働かなくなってしまう病気の総称です。

 

アミロイドはさまざまな器官に沈着しますので、症状は侵された器官によって違います。

 

たとえば、脳に沈着してしまった場合は、物忘れや脳出血を引き起こしますし、手の神経に付着すれば、しびれ感を自覚したり、消化管に沈着してしまうと、腸閉塞を起こしたり栄養が吸収できなくなったり、心臓に沈着してしまうと、息切れや不整脈を引き起こしてしまいます。腎臓に沈着した場合は、尿を適切に作ることができなくなるので、体内の有害物質が排泄できなくなり、透析治療が必要になることもあります。

 

なかでも、複数の臓器にアミロイドが沈着してしまう病気を「全身性アミロイドーシス」といい、2015年から国から補助を受けられる難病として認定されています。