■2.初回性交で常在菌を交換する
人はそれぞれ、人生で築き上げた常在菌群の細菌種別が異なります。同じタイプの細菌のやりとりなら、既に免疫システムが学習済みですから感染はおきにくいのですが、未知のタイプなら感染を起こしやすくなります。これがハネムーン膀胱炎の最大の理由です。

 

膀胱炎にはならなくても、帯下(おりもの)の臭いの変化に気がつく人もいます。体臭の違いは、常在菌群の細菌種別構成の違いが主な理由です。常在菌群が交じり合い、やがて、お互いの臭いに馴染んでいきます。

 

■3.処女膜裂傷からの出血
処女膜裂傷で出血すると常在菌群のバランスが崩れ、特定の常在菌株が増加して、膀胱炎の起炎菌になりやすくなります。

 

海外では、性交後の一般細菌による(性感染症ではない)膀胱炎を、ハネムーン膀胱炎とする記載も見られますが、本義は、初めての性交の後、または、長期間性交が無く久しぶりの性交の後に発症する尿路感染症です。