ハネムーン膀胱炎(Honeymoon Cystitis)、ハネムーン腎盂炎(Honeymoon Pyelitis)は、初めての性交後に発症する女性に多い尿路感染症です。今の人には、ピンと来ないかもしれませんが、お見合い結婚が多く、女性の初体験が新婚初夜だった時代によくみられた病気なので、昔からこの名前がついています。

 

現在でも、初回性交の後に同様の尿路感染症になる人はいます。症状は、頻尿、排尿痛、時に血尿などで、主な原因は肛門や腟周囲に付着する大腸菌などの腸内常在菌です。性感染症(STD:sexually transmitted disease)ではないかと疑うかもしれませんが、違います。どちらかというと初々しい花嫁がかかりやすい、普通の急性膀胱炎です。

 

原因として次の3つが考えられます。

 

■1.トイレを我慢してしまう
ハネムーンでホテルに泊まった際、部屋のトイレを使わずにわざわざロビーのトイレに行く人がいます。観光や食事の時もトイレを我慢しがちです。それまでのデートで、映画の前後やドライブ休憩の時に、気兼ねなく「トイレ行ってくる」と言える仲であればよいのですが、気を遣う、恥ずかしいなど、昔はそんなウブな人も多かったのです。