「ナイトショップ・いしづち」は、愛媛県発祥のチェーン店で、西日本各地に点在している。

 

各店で調理する手づくり弁当と大きなおにぎりが“売り”である。食品や日用品、雑誌なども売っているので、“コンビニ”に分類されているが、実は「コンビニ業態」が確立する以前から営業しているので、“コンビニ”とは謳っていない。

 

その代わり、「ナイトショップ」という名がついている。その名からも想像できるように、深夜営業をメインにしている。

 

現在のコンビニのように、“夜も開いている”“24時間営業で便利”という意味のナイトショップではない。若い男性がそっと訪れ、欲求を解消するための道具を買いに来る店である。そう、エロ本やエロビデオである。

 

昼間は普通のコンビニなのだが、夜は少し趣きを変える。夜の「いしづち」を解説してみよう。

 

人通りの少ない深夜の街の片隅に、静かに明かりを灯す店がある。店の奥には、エロ本やエロビデオが並ぶ棚。

 

静かに訪れた男性客がしばし棚を眺め、好みの商品を選ぶ。決めた商品を手に持ったまま、足早に歩きながら、菓子やカップラーメン、おにぎりなどをサッと手にして、レジへ。「○○円になります」と言われ、無言で金を差し出し、また足早に店を出る。

 

これが、深夜の「いしづち」で繰り返される光景である。

 

だが、この光景に違和感を憶える人もいるだろう。「いまどき、そんな店があるのか?」。