「結婚してください、僕があなたを幸せにします」

 

「はい、私を幸せにしてください」

 

女なら、誰しも夢見る瞬間だと思う。しかし、断言しよう。男に幸せにしてもらいたいと思っている女ほど白馬の王子様なんて現れやしない。いい男になればなるほど、そんな女を選ばない。間違いない。

 

今の世の中、サバイバルである。昔と違って、生きていく中でリスクが増えた。リストラ、うつ病など、バブル期以前にはほとんどなかったようなことだ。いつ働けなくなるかわからないと心配になるのも不思議ではない。

 

経済も低迷しているので、収入も、そう簡単に上がらない。男が女を自分の給料だけで養うことができるのは、ごく一部の人だけだろう。子供がいればなおさらだ。大半の人が、パート、アルバイトという働き方を選択するにしても、共働きを選んでいる。

 

ある友人の妻は、結婚して以降、働かないと夫に宣言した。そして、実際に全く働いていない。子供も一人いる。彼自身は、名の知れた大手企業に勤めているが、実際のところ、経済的にはカツカツである。

 

しょうがないので、妻の実家に食料品等を援助してもらっている。マイホームも建てたいが、妻に働く気が全くない以上、無理だと嘆いていた。

 

夫が何でもしてくれる。家事もやってくれて、何でも私の好きなようにさせてくれる。これはまさに夢の世界だ。しかし、夫にそんな精神的な余裕もない。仕事のストレスにやられているからである。下手すれば、うつ病になってしまうような状況だ。

 

だから、経済的にも、精神的にも、自分に依存してくるような女を結婚相手として、男は選びたくない。もっと言えば、選べないのである。

 

だったら、玉の輿を狙えばいい。お金持ちの男なら、私の望むようにさせてくれると思うかもしれない。しかし、あなたにそんな男から選んでもらえる価値があるだろうか。