痛みで苦しまない人生を医学で導く痛み改善ドクター、富永喜代です。

 

あなたの大切なお子さんが、こっそりタバコを吸っていると気づいたらどうしますか? 「体に悪い。やめなさい!」と訴えるだけでは、子どもの禁煙はなかなか成功しません。なぜなら子どもがタバコを吸うと、大人より禁煙しにくい理由があるからです。

 

子どもの喫煙に気づいた時に、知っておきたい心構えと親が実行すべきポイントについて、禁煙外来で多くの子ども達を禁煙に導いた臨床実績を基に禁煙指導医がお伝えします。

 

そもそも、なぜ子どもは、タバコを吸ってはいけないのでしょうか?

 

子どもがタバコを吸う禁煙学的問題として、

 

(1)タバコを吸い始める年齢が低いほど、短期間でニコチン依存症が形成される

 

(2)子どもの喫煙は、若い年代で癌や心筋梗塞による死亡率を上昇させる

 

(3)子どものタバコは、アルコール、ドラッグ、覚せい剤などの入門薬物(ゲートドラッグ)だから

 

(4)子どもが禁煙することで、ドラッグなどによる社会問題の発生を抑制することにつながる

 

などが指摘されています。

 

ですが、「タバコが健康に悪い」「子どもはタバコを吸っちゃいけない」という事実は、禁煙教室など健康教育の発達により現代の子ども達の多くは認識しています。

 

なのに、なぜタバコに手を出してしまったのでしょうか? 悪いことだと知りつつ、なぜタバコを吸ってしまったのか? その背景を理解しないと、子どもの禁煙は成功しないのです。