身元調査、身辺調査、入社前調査など、呼び方は様々ですが、求職者の経歴にうそ偽りがないか、素行に問題がないか。企業側が内定を出す前に行う調査活動のことです。

 

現在では、個人情報に対する意識の高まりから多くの企業では行っていないと言われていますが、人ひとりを雇用するために多くのコストを費やしています。そのため、現在でもリファレンスチェックと称して、前職の同僚にヒアリングを行ったり、調査会社を利用する企業もあるとか。

 

厚生労働省の指針では、選考時に配慮すべき項目として身元調査を挙げていますが(公正な採用選考について(厚生労働省))、法律で明確に禁止されていないグレーゾーンのため、前職での評判が必ずしも上々とは言えないという方にとっては、気になるところですね。

 

■ネット上の評判が影響することも

R25「転職者の『身辺調査』ウワサの真相」によると、実に3割近い企業が何かしらの対策を実施しているとも言われています。

 

もちろん、経歴の詐称はしていないという方がほとんどだとは思いますが、中でも注意したのが、人間性や評判に関する情報です。

 

企業側にとって最も重要なことが、その人を採用した際に、仕事のパフォーマンスが得られるか否かということ。経歴詐称は論外としても、面接の印象はよいが、実際に働き始めてから利益があげられる人物かというか、トラブルを起こしやすい人ではないのかを気にするということです。

 

特に日本の場合、正社員は法律によりガッチリと守られていますから、仕事で実績があがらなかったとしても簡単にクビにすることができません。そのため、採用担当者にとって候補者の人格や素行も非常に気になるものであるのです。

 

ここで、簡単に候補者の素行を調べることができるツールは、インターネット上の「履歴」。つまり、SNSでの発言など、過去の情報です。