そして、今が本当に空前の熟女ブームであるのなら、そのターゲットを“年上好きの20代男子”より“中高年層”に向けるのはマーケットの大きさを考えれば正しい選択なんだろうが、「加齢臭好き」ってえのは、ちょっとリップサービスが過ぎるのではないか?

 

はたして世のオジサマたちは、仮にこの祥子なる女性がどストライクなのだとして、「じゃあ、これからは加齢臭も気にしない!」と吹っ切れるのか、吹っ切ってもよいのか? いくらフェチなエロいねえちゃんが実在しようと、一般的に加齢臭とは迷惑な、ありがたくない“臭”なのだ。

 

私は、たとえこの祥子なる女性が彼女だったとしても、加齢臭はなるべく薄く、できれば消す方向でいたい。そこまで我々おじさんたちを甘やかしてほしくないのである。さすがに「加齢臭が薔薇の香りに……」みたいな怪しげなサプリを飲んでまで“消そう”と決意はしないが、せめてそこそこマメにシャワーする、シャツは洗濯する、枕は陰干しする……くらいの努力はしていたい。

 

稀にしかいない“美女なマニア”の発言に惑わされ、開き直ってしまうのは“ダメなおじさん”への道まっしぐらであることを、私だけは肝に銘じておこう。