新学期。年長になった長男はやっと幼稚園にも慣れ、ようやくいろんな友達と遊べるようになりました。ここまで3年かかりました。

 

そんなある日、帰宅したら玄関にレゴが飾ってありました。それが、いつもの長男のものと違う雰囲気だったので、「お、芸風変えたか?」と思っていたら、うちに遊びに来た幼稚園の友達の作品を飾ってあげた、というのです。

 

子どもが作るレゴには個性が出ます。違いがものすごく現れていました。

 

■個性は「教える」と消える。「待つ」と育つ。

そういえば昨年、マレーシアのレゴランドに行った時のことを思い出しました。

 

そこには、レゴの遊び場があるのですが、世界中の子どもたちが作ったレゴはむちゃくちゃ個性に溢れており、その作品を見ているだけでも楽しかったのです。

 

こうした個性はどうしたらうまく伸ばせるのか?という点に興味を持ったのですが、臨床心理学者でもあった河合隼雄先生の『子どもと学校』に面白いことが書いてありました。

 

「教育」ということは、これまではどうしても、教育する側の視点から発言されることが多かったので、何をいかに教えるかに重点がおかれがちで、「育つ」はおろか、「育てる」ことの方さえ、軽視される傾向が強かったのではなかろうか。

 

“教”と“育”の二つの漢字で表される教育ですが、親は子どもに何かを“教える”ということを重視しますよね。逆に、“育つ力を待つ”という発想はないかもしれないというのです。

 

そして、子どもの個性は「教える」ことで消えてしまうというのです。

 

また、臨床心理学の現場と教育の共通課題を以下のように捉えています。

 

われわれは「教える」ことを焦るよりも、根本的には「育つ」のを待つ方がはるかに効果的であることを知らされたのであった。そして、それは単に効果的であるということをこえて、教育全般に対しても、「育つ」ことの重要性をもっと認識すべきであるという反省につながってきたのである。

 

これは、親のスタンスにも当てはまるのではないでしょうか。