■「向いていない」という言葉の本当の意味

4月に企業に入社した新入社員も、少しずつ職場に馴染んできた頃ではないだろうか。会社の先輩たちからも日々仕事や社会人生活へのアドバイスをもらっていることだろう。

 

そんな中、先日ソニー生命がこの春就職する、または就職してから1年経つ20~29歳の男女に対して行った調査で「先輩から言われてやる気を奪われてしまうセリフ」の1位が「この仕事向いてないんじゃない?」(36.7%)だったことが印象的だった。

 

確かに誰でも今やっている仕事が「向いていない」と言われて嬉しい人はいない。若手社員がやる気を奪われても当然なのだが、私は実はこの言葉が「自分の天職」を教えてくれた言葉だと思っている。

 

自分の社会人スタートは外資系のコンサルティング会社だったが、職場の先輩で1人「外資系コンサルタントっぽくない人」がいた。その先輩は中途でその会社に入社したのだが、キャバクラの店長や車のディーラーをやっていたりと変わったキャリアなのにも関わらず仕事が出来る人で、とても自分によくしてくれていたし仕事の仕方もたくさん教えてもらった。

 

そんなある日、その先輩と仕事をしている最中にその先輩がポロっと「お前、デスクワーク向いてないんじゃない?」と言ってきた。

 

本来であればアンケートの結果通りにやる気を奪われてもおかしくないセリフだったのが、その時はなぜか落ち込むことはなく逆にあることを考えるようになった。

 

「んじゃ、オレに向いている仕事の仕方ってなんだろう」