その人の学歴で採用の合否を分けることは、学歴フィルターなどと言われますが、それだけが基準ではないにしろ、意外に多くの企業で、採用基準の一つとして扱っているのではないかと思います。

 

私がいろいろな企業の採用活動をお手伝いする中で、この学歴フィルターなどはまだまだ序の口で、あまり表には見せない、その会社独自の“奇抜”と表現しても良いような採用基準を持っている会社があります。

 

ある会社で、「長男、長女はできるだけ採用しない」というところがありました。わがままで打たれ弱く、早期離職をする人を見ていると長男、長女が多いのだそうです。私は自分が長男なので、その判断基準には「何だかなぁ……」と思ってしまいました。

 

またある会社では、「食事マナーは家庭環境、教育、その他万事に通じる」ということで、面接の場で“箸の使い方”をテストしていたことがありました。その試験を受けて入社した社員から、その時の話を聞いてみると、「マナーを見られているのは明らかだから、その時はきちんとできますよ」とのこと。あまり試験をする意味はなかったようです。

 

また、これは伝え聞きなので、実際にあるのかどうか定かではありませんが、最終面接前の候補者を、必ず回転寿司店に連れていくという会社の話がありました。注文するネタの順番が、その人の性格や仕事ぶりを見極める材料になるのだそうです。「本当なのだろうか?」と思ってしまいます。

 

さらに、採用試験時の昼食にお弁当を出し、食べ終わるのが早い上位3名は必ず採用するという会社の話も聞きました。あえてノドの通りが悪そうなメニューを選ぶのだそうです。緊張の中でも食欲がある人は精神的に強く、早く食べられるのは胃腸が丈夫で体力がある人だそうで、このおかげで心身ともに強さを持った人が選べるのだそうです。

 

これらの話を聞いていて思うのが、血液型の性格診断のことです。私自身はまあまあ信じていたりしますが、科学的根拠はないなどとも言われます。