■貯蓄の先にある投資

収入の多い人は、本当に会社との交渉力があるのか。交渉力の裏付けとしての「生活防衛資金」ってどんなもの?という記事を書きました。

 

年収が多い人には、本当に「会社との交渉力」があるのか?

“もしもの備え”だけじゃない!? 「生活防衛資金」って何?

 

ところで、「貯蓄」と「投資」は別次元のものと捉えられることが多いです。「貯蓄大好き」な人が、損をする確率が比較的高い「投資」を敬遠したり、預貯金の金利があまりに低くて、満足できない人が「投資」でお金を増やそうとしたり。

 

では、貯めたり増やしたりしたお金は、その先どうなるのでしょうか? 「生活防衛資金」を例に考えます。

 

ある会社員が、勤務先との交渉がうまくまとまらず、転職するとします。「生活防衛資金」は1年分ありました。

 

専門的な知識もあり評価も高かったので、最初は「知人のつてで転職できるだろう」と高をくくっていたのですが、3か月たっても次の仕事は決まりません。失業給付を受ける手続きをとりましたが、住宅ローンや子どもの教育費もかかる時期と重なり、とても全部はまかなえません。

 

幸いなことに「生活防衛資金」があります。生活費を取り崩しながら、就職活動を続けました。それから半年後、やっと希望の条件に合う仕事が見つかりました。

 

「生活防衛資金という貯蓄」が「今後の収入」につながったのです。これも広い意味での「投資」と言っていいでしょう。