あなたは電車に乗っている時、この広告を見たことはありませんか?(関東地方限定)

 

みすず学苑

 

恐らく一度は見たことがあるかと思います。そして必ずこう思ったはず。

 

「どうしてこんなに変な広告を毎年出すのだろうか?」

 

調べてみたところ、JR東日本の場合、ドアの窓に貼るステッカーは1か月最低110万円はするとのこと。

 

これだけの広告費用をかけているのに、なぜあのような意味不明な広告を載せるのか。実はそこには深いマーケティング戦略が隠されていたのです。

 

■なぜあんな変な広告なのか

みすず学苑のホームページには以下のように書かれています。

 

まず、「意味不明」というのは、本当は間違ってます。なぜなら、みすず学苑の広告には、一貫したポリシーがあるからです。それは、「受験に関する、言葉遊びで一貫してること」です。

 

実はきちんとしたポリシーが隠されていたのですね。

 

さらにサイトにはこのように書かれています。

 

では、なぜダジャレかと言えば、1960年までは、同音異義や掛詞(かけことば)は、「駄」のつかない「シャレ」と呼ばれ、知性や教養ある人が使う、優れた言葉だったのです。ところが、1960年に誰かが「駄」をつけ、シャレを貶(おとし)める風潮が始まったのです。

 

これは、志を持って捲土重来(けんどじゅうらい)する人を、「浪人」と呼んで貶(おとし)める風潮に似てます。学苑長は、これに憤るのです。だから、「浪人生よ、誇りを持って開き直れ。ダジャレよ、誇りを持って開き直れ」という、裏のメッセージがあるのです。それで、毎年開き直って、ダジャレのCMを貫くのです。

 

本当の話ですが、この説明ですら、読めばおかしいでしょう。そうです。みすず学苑の校風は、大変明るく、楽しく、面白いものなのです。だから、今までの2倍の勉強時間、3倍の学習量をやっても、ちっとも苦にならず、深刻にもならないのです。しかし、それだけやらないと、14年間連続93.19%の合格率は維持できません。この、明るく楽しい怒濤の勉強量が、高い合格率の秘密なのです。みすず学苑のCMは、それを表現してるのです。

 

高い合格率を保つために、楽しい校風がある。楽しい校風があることで、勉強時間が増えても、学習量が増えても苦にならず取り組むことが出来る。きちんと成果というゴールに向かうための施策が逆算で考えられていたんです。

 

私たちは普段この広告の表面しか見ていないため「変な広告だな」としか思いませんが、実はみすず学苑のターゲットに合った人にはしっかりと刺さる広告設計になっていたんですね。恐るべし、みすず学苑。

 

さて、ここからはみすず学苑のターゲティング戦略をもう少し具体的に見ていきます。