一時期、某牛丼チェーンで「ワンオペ」が痛烈に非難を浴びました。

 

ワンオペ。従業員が1人で店舗のすべてを切り盛りする状況のことです。例えば、先の牛丼チェーンの場合は、強盗被害を誘発し、防犯上の理由から非難を浴びたほか、アルバイト従業員の過重な労働がさらに問題視されました。

 

確かに、企業にとって、最もコストがかさむもの。それは人件費です。この人件費を削りたいと考えるのは理解できるものの、ある側面では逆ザヤになるのでは?と考えるのです。

 

■アルバイトが会社の顔になる時代

このワンオペを語るとき、アルバイト従業員を抜きにしては語れません。もちろん、正社員が1人で店舗を管理することもワンオペです。しかし、近年、ワークライフバランスが重視されるようになったことで、多くの企業は正社員を過酷な環境で労働させにくくなっています。なぜならば、多額の費用をかけて採用した正社員が割に合わないと見るや、辞めてしまうことが多くなったから。加えて、転職専門の口コミサイトでは、元従業員たちの企業に対する評判を見ることができるようになりました。

 

つまり、一度、悪評がたつと、正社員を確保するためのコストがさらに増大するようになったのです。そこで、登場するのが、低コスト、かつ、比較的容易に確保可能なアルバイトの存在です。

 

特に飲食店業界では、今や、アルバイト従業員が会社を代表する顔としての役割を担う時代になったと言えるでしょう。