Facebook、Twitter、InstagramなどのSNSを使っている方は年々増えています。そうしたなか、SNSによる浮気や離婚など、夫婦間のトラブルも増えています。アメリカでは「Facebook離婚」が、離婚する夫婦の20%に達し、社会問題にまでなっています。日本でも、「SNS離婚」といわれるようなケースが増えつつあります。

 

特に、Facebookについては、匿名性がないので、元恋人や初恋の相手などの懐かしい人たちから、そんなに親しくはないまでも気になる相手まで、名前さえわかれば相手を探し出すことができ、つながることもできる便利なツールになっています。

 

疎遠になっていた同級生たちが、Facebookをきっかけに再会したり、声を掛け合って同窓会を開いたりと、若い人たちばかりでなく、中高年の方たちにも広く活用されているようです。ただ、そうしたきっかけが浮気や不倫につながることも少なくなく、SNSによって、そのハードルは確実に低くなっているのです。

 

最近、そんなSNS離婚になってしまうかも……という方が相談に来られました。

 

山崎美咲さん(仮名/37歳・千葉県)は夫の大介さん(仮名/40歳)と、友人に誘われた合コンで5年前に出会いました。そのときの男性側の幹事が大介さんでした。賑やかに会を盛り上げながら、細かな気遣いもできる大介さんは、合コンに参加した女性の中で一番人気の男性でした。

 

美咲さんは、逆に人見知りでおとなしいタイプ、大介さんに惹かれながらもあきらめ気分でしたが、帰り道で連絡先を交換することができました。後に知ったことですが、大介さんも美咲さんのような、おとなしい女性がタイプだったようで、交際に発展しました。そして、大介さんが強引にアプローチを続け、押し切られるように美咲さんはプロポーズを受け、交際後1年ほどで結婚となりました。

 

すぐに誰とでも友達になり、みんなから信頼される大介さんは、社交的ではない美咲さんにとって憧れの頼りになる夫でした。友達の多い大介さんは、結婚後も友達との付き合いを優先して、泊りがけで出かけることも多かったようですが、連絡もマメに入れてくれましたし、帰ると楽しい話をたくさん聞かせてくれるので、美咲さんはあまり寂しいとは思っていなかったそうです。

 

そんな穏やかで楽しい生活を送るなか、3ヵ月ほど前、以前大介さんから友人の1人として紹介されたA美さんから連絡が入りました。「ちょっと2人で話がしたい」とのことで、近所のファミリーレストランで会いました。すると、A美さんに「大介君がFacebookやってるの知ってるよね?」と言われ、SNSには縁のなかった美咲さんは「いいえ」と答えるしかありません。実際、そうしたことにまったく疎く、どういったものなのかさえもわかりませんでした。

 

A美さんはスマホを出すと、大介さんのFacebookを見せてくれました。そこには、大介さんが多くの仲間と楽しそうにバーベキューをしたり、飲み会を開いたりしている写真が並んでいました。知らなかった大介さんの行動の数々にショックを受けている美咲さんに、A美さんは「ここ3~4ヵ月くらい、大介君がM子と頻繁に会ってるみたいなの」と驚くことを言い出しました。