「丸亀製麺」を運営するトリドールが、アフリカのケニアに、鶏の照り焼き丼の店をオープンさせた。セルフうどんではなく、なぜ鶏の照り焼きなのか。

 

「丸亀製麺」の国内出店が伸び悩んでいることから、海外への出店を加速させているのだが、アジアでは順調なものの、ロシア・欧州では苦戦を強いられている。そこで、新たな業態を開発し、新市場の可能性を探ろうとしている。

 

トリドールは、元々焼き鳥屋として創業し、現在も運営しているので、新しい業態として、鶏の照り焼き丼を開発した。その出店先として、現在東アフリカ経済の中心となりつつある、ケニア共和国の首都「ナイロビ」を選んだ。

 

ケニアはいま、経済成長や人口増加により、世界から注目されている市場である。

 

そんな中、経済発展で増えた中間層が、外食を楽しむようになってきたのである。つまり、外食産業にとっては、非常に大きな可能性を秘めているのである。

 

特にファストフード業界は、いまがチャンスである。なぜなら、こうした発展途上国では、まずは先進国のファストフードが“高級食”として受け入れられ、そこから広まり、新しい食文化として定着していくことが多いからである。

 

ケニアの食文化の歴史は、まだまだ浅い。食材も限られ、味のバリエーションも少ない。そんなところに、突然外国の味が入ってくるのだから、その驚きは想像もできないほどだろう。

 

いま現在、「ケンタッキーフライドチキン」が出店して人気を得ているが、「マクドナルド」も「スターバックス」もない。本当に新しい市場なのである。

 

そこに乗り込んだトリドールは、欧米の人にウケている「照り焼き味」と、ケニアでは“ごちそう感”のある鶏肉を組み合わせた、鶏の照り焼き丼に勝負をかけた。