「武士かっ!」
なかなか思い出深いこの一言は、色々な意味で恵まれていた美ら海水族館の広報を辞めて、PRプランナーとして東京のPR会社に転職することを決めた時にもらった(?)突っ込みです。
そのこころは、「皆がうらやむ仕事を手放して、わざわざ大変そうな方に行くという、自分に厳しい選択をあえてするなんて、求道者のようだ。まるで武士じゃないか」みたいなことだったようです。
留学や転職、起業などの決断をするたび、周囲から「大変な方、辛そうな方に自分を追い込んでいくよね」と言われてきましたが、実は私のなかでは「大変そう(辛そう)なこと」、「もっと大変そう(辛そう)なこと」の二択で、楽そうな前者を選んでいるだけなんです。
美ら海のケース(当時30歳を超えていた)だと、
・大変そうなこと……PRプランナー資格をとって東京のPR会社に転職し、ゼロから仕事をつくる力をつける
・もっと大変そうなこと……ずっと美ら海で働く(→と、人気施設の看板に甘えて、美ら海に貢献するどころかPR経験や知識が足りない人材になってしまいそう。/※あくまで私の場合)
と考えて、相当不安だったものの、まだ良さそうな方(資格取得&転職)を選んだのでした。