■得意とする専門分野をまとめる
サービスを新しくするのに伴って、解析体制も一新されました。まず、DNAを解析するチップ(マイクロアレイ)の製造は、世界的に有名なアフィメトリクス社が担当します。

 

そのチップを使って実際に解析するのはタカラバイオ社。タカラというと、缶チューハイやスパークリング清酒「澪」を製造する宝酒造が思い浮かびますが、どちらも宝ホールディングスの子会社です。タカラバイオは研究機関向けに、試薬やアプリケーションを提供しています。実際、僕も研究室にいたときには、制限酵素やDNAポリメラーゼなどでお世話になりました。

 

解析結果から発症リスクをどう評価するのかが、実は一番難しいところで、ここが各社でノウハウが違ってきます。今回は、遺伝統計学に精通しているスタージェン社の鎌谷医師が、スニップ(一塩基多型、いわゆるゲノム上の個人差)の選定やリスク計算の取りまとめをします。

 

それぞれ得意とする専門分野をまとめ、最終的にエバージーンがユーザーに情報を提供します。ゆくゆくは、MTIの他サービス(生理予測アプリのルナルナ、医師相談サービスのカラダメディカ、歩数や体重のログをとるカラダフィットなど)との連携を目指すとしています。

 

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左から、峰野純一(タカラバイオ常務取締役)、秋田正倫(エバージーン社長)、鎌谷直之(スタージェン会長)、マシュー・レビー(アフィメトリクス社アジアパシフィックバイスプレジデント)

 

■新しいビジネスモデルとして確立できるか
個人的に気になるのは、やはり他にない料金プラン。数千円で利用できる遺伝子解析サービスもありますが、せいぜい数項目で、しかも怪しげなダイエット・美容ものばかりです。

 

その点ディアジーン・スターターキットは、信頼できる解析企業がバックについており、あとからユーザーが自由に追加購入できるのも魅力です。自分の好みでなかったら見切りをつけばいいし、気に入れば関心のある項目だけを選べばいいというのは、おもしろい方法です。あとは、これが新しいビジネスモデルとして確立できるか、といったところでしょうか。

 

なお、エバージーンのご厚意により、ディアジーン・スターターキットをすぐに利用できることになりました。唾液の採取は前回と同じです。

 

がん関連遺伝子もわかるゲノム解析サービス「ディアジーン」を試してみた<その1>

 

結果が出たら、また報告します。