チェックシートを使ったタイプの分類による夫婦の組み合わせから、夫婦の相性や陥りやすい夫婦トラブル・離婚とその回避法を分析するシリーズ。今回は、「オレ様が一番の夫」と「夫が一番の貞淑妻」の組み合わせを探っていきます。

 

「オレ様が一番の夫」は、とにかく「オレに任せておけ」「オレがなんとかする」という、親分気質の持ち主。このタイプの男性は、責任感が強く、頼りがいがあり、面倒見もよいです。ただ、いつも自分の考えがベストと信じているため、周りが何と言おうと考えを曲げようとしない、こだわりの強いタイプです。

 

「夫が一番の貞淑妻」は、協調性豊かな「可愛い妻」で、男性からのウケがよいようです。ただ、いつでも夫や周りの人に甘えてしまって、自分では何にもしようとしない依存型になってしまったり、夫や周りの人にいつでもよく思われたいと無理をしてストレスをためてしまったりすることが多いので、結果、あきれられたり、ストレスで逆ギレしてしまったりすることもありますから、注意が必要かもしれません。

 

では、「オレ様が一番の夫」と「夫が一番の貞淑妻」の組み合わせで実際にあったお話をいたしましょう。

 

前述のチェックシートの結果、「夫が一番の貞淑妻」と診断された木村梨乃さん(仮名/33歳・茨城県)が、「オレ様が一番の夫」と診断された夫の光希さん(仮名/36歳)に対する悩みについて相談に来られました。

 

梨乃さんと光希さんは、大学時代に吹奏楽部で出会いました。梨乃さんが入部したとき、光希さんは吹奏楽部の部長で、部員からの信頼も厚い頼れる先輩だったようです。3人姉妹の末っ子である梨乃さんは甘えん坊で、頼りになる男性に惹かれやすいのだそうで、梨乃さんにとって光希さんは憧れの先輩でした。

 

大学を卒業後も、部のOBが集まって社会人サークルとしてオーケストラ活動を続けていた2人は、7年前に結婚しました。部内でも、2人は理想的なカップルと噂されていたので、2人の結婚はみんなから祝福されました。結婚当初、梨乃さんは黙って夫のあとを3歩下がってついていくような妻でしたし、光希さんは梨乃さんの可愛いわがままをなだめながら、しっかり引っ張っていく夫でした。