■3.「経済学者の○○も言っていますが~」

それなりに勉強していることをアピールしたい気持ちはわかりますが、知ったかぶりで自分を大きく見せたい必死さと、流行りの学説という権威にすがろうというズルさが漂ってしまいます。「○○」に入る名前は半年単位ぐらいでコロコロ変わって、その時は救世主的に扱われていても、ブームが去るとだれも見向きもしません。ま、このフレーズを好んで使いたがるのは、どちらかというとオジサンたちのほうが多いですけど。

 

■4.「この先、世の中はどんどん悪くなる一方ですよね」

未来に対して悲観的になることが、知的だったりカッコよかったり物事をちゃんと考えていたりする証のように勘違いしているところが、痛いというか単純というか……。悪くなることもあるでしょうが、よくなることもたくさんあるはず。ネットなどにあふれている使い勝手のいい言説を安直に口まねしたがる底の浅さを印象付けてしまうでしょう。「こんな世の中で子どもを産んで育てるのって怖いですよね」も、同じ仲間のフレーズです。

 

■5.「うどんはやっぱりコシが命ですよね」

半端な認識で通を気取ってしまうみっともなさだけでなく、こう言った途端、物事に対する理解の浅さや一面的な価値観に縛られ続ける柔軟性のなさ、世の中には自分が知らない世界があると考えられない想像力の貧しさを強烈にアピールしてしまいます。たとえば「伊勢うどんというやわらかいコシが特徴のうどんがあって」と聞いても、「えー、コシがないうどんなんて」という反応しかできないようでは、この先、何かと苦労するでしょう。悪いことは言わないので、早めにその魅力を体感しておくことをオススメします。

 

もっとたくさん並べようかと思いましたが、キリがないのでこのへんで。

 

こういうフレーズを使って知らないうちに評価を下げてしまうのは、けっして若手社員だけではありません。「ホメられて伸びるタイプ」は、これから伸びそうにない年長者が使っても冗談にしかならないのでまあいいんですが、ほかの4つは熱心に使われがち。若いみなさんも年長者がこういうフレーズを得意気に使っていたら、こっそり「この人ダメだ」と思ってください。