■最近の新入社員は本当に「消せるボールペン」なのか?

毎年4月1日には多くの会社で入社式が行われ、大学や高校を卒業したばかりの若者が新入社員として社会に出る。

 

私は知らなかったが日本生産性本部の「職業のあり方研究会」というところが毎年その年の新入社員の特徴を表す言葉を発表しているようで今年は「消せるボールペン」になったらしい。

 

一見ただのボールペンに見えて“熱でインクを消せる”という「多機能」な面や、状況に応じて色(個性)を消せる器用さだったりを表しているようだが、毎年新入社員研修の講師をしている立場から見ると、「熱」を加えて変化する人材と、なかなか変化できない人材とがいるように思う。

 

よく人材育成に関わる講師の間では「化ける」という言葉が使われる。入社時や研修前にはどちらかというと大人しそうな印象で、飛び抜けたものを持っていないように見えても、研修の中で大きな成長を見せまったく違った人材になったかのように見えることを意味する。

 

我々講師はある意味「学生モード」の新入社員に対して「熱」を加えて社会人としてやっていけるだけのマインドセットをする役割があるのだが、最近その熱に対しての反応が大学卒の「元女子大生」と高卒の「元女子高生」で違いがあると感じることが多い。

 

感覚としてはこちらの熱は変わらないのになぜか高卒の「元女子高生」の新入社員のほうが化ける確率が高いのだ。研修前は明らかに幼い表情をしていた高卒新入社員が、研修終了時には正直誰が大卒で誰が高卒かわからなくなっていることが多々ある。

 

なぜ高卒新入社員は大卒新入社員よりも著しい成長を遂げやすいのだろうか?