■ステップアップ、自己の向上以外の人は転職すべきでない

ひとつ、考えてみたいことがあります。当然ですが、会社は学校ではありません。様々な利害、目的を持ち合わせた人が集まり、上司、そして社長をリーダーとして、商品やサービスを創造し、利益を上げ、発展させてゆくことが目的です。そこから生まれた利益が、ポジションにより分配されて、それぞれの給料として支払われます。

 

学校が与えられる環境だとすれば、会社は自分から与える場所です。その中で、頭角を現す人であれば、給料は上がるでしょうし、メンバーから、あなたが存在する必然性が低いと判断されれば、給料は低く抑えられるシビアな場所です。

 

当然、評価には少なからず主観が入りますから、人間関係も複雑になるでしょうし、自分を向上させ続けることができなければ、いずれ誰かに能力的に抜かれてしまい、自分の存在意義は薄まってゆくでしょう。

 

転職を考えるにあたり、自分を磨くために新しい技能に挑戦したい、もっとシビアな環境で勝負をしたい……。そんな想いで転職するのであれば、それは特定の会社に依存せず、常に自分を磨く覚悟があると言えますから、まず、失敗はないと断言できます。なぜなら、自分で選んだ道であれば、例え次に困難が待ち構えていたとしても乗り越えてゆけるからです。

 

一方、会社に退職の原因を求める人は、一言で言えば、「受け身」です。周りが自分に合わせられないから、自分はその組織にいたくないという感覚が少なからず存在するのではないでしょうか?

 

先ほどもお話ししましたが、会社は自分が与えてナンボの世界です。もし、会社の体制や上司、給料の額など、理由を問わず、「自分で環境を変える努力をする」発想を持つことが出来なければ、例え転職したとしても絶対に満足することはできません。なぜならば、自分で環境を変えるためのスキルを磨く努力ができなければ、いずれ転職先でも同じ憂き目にあうからです。

 

転職先に満足できない……。そのような場合には、まず「辞めてくれ!と言われない限り、もうちょっと今の会社で頑張ってみれば?」とお伝えしたいものです。