痛みで苦しまない人生を医学で導く、痛み改善ドクター、富永喜代です。

 

トミー・ジョン手術を受けるダル「麻酔が怖い」(Yahoo!ニュース)

 

ダルビッシュさんがトミー・ジョン手術を受けるに当たり、マスコミから質問を受けられ、以下のようにお答えになっています。

 

―手術のイメージは。

 

「基本的に人と自分は違うと思っている。自分なりのアプローチをしようと思っている。手術は単純に麻酔が怖いというだけ。本当に」

 

もし私がダルビッシュさんの麻酔を担当させていただけるなら、麻酔についてどんな説明をするか考えてみました。

 

「まず、ダルビッシュさんが受けられるトミー・ジョン手術は、痛んだ肘に自分の体のほかの部位の靭帯を切り取って移植する手術です。肘だけなら局所麻酔という選択肢もありますが、トミー・ジョン手術の場合は腱移植のために全身麻酔が選択されます。全身麻酔は意識を取りますので、全身麻酔への不安が消えないことは当然です。では、ダルビッシュさんの全身麻酔リスクについてご説明いたしましょう。」

 

と、切り出します。

 

次に、全身麻酔の各合併症についての解説を進めます(詳しくは、日本麻酔科学会のホームページ「麻酔の合併症」のページを参考にご覧ください)。

 

「ダルビッシュさん、これから、全身麻酔の主な合併症についてお話しします。ほとんどの合併症は手術後1週間以内に改善します。ですが、中には命に関わるものもいくつか含まれておりますので、ご質問にお答えいただけますでしょうか?」

 

と診察をすすめ、下記の合併症事項について説明をしていきます。