デートの定番といえば映画鑑賞。一人で観ても映画のストーリーは変わらないのに、なぜ二人で観に行くのでしょうか?

 

「あのセリフ、しびれたよね」
「アクションシーンやばくなかった?」
「彼氏と別れるシーンで泣いちゃった」
「終わり方がイマイチだったと思うなあ」

 

映画を通じて感じた、喜びや悲しみ。こうした感情を共有できるから、映画デートは人気なのだと思います。人は、自分の気持ちを誰かに知ってほしいと思うもの。子育ても例外ではありません。

 

私の旦那は出張族なので、育児は基本的にソロ活動。お世話を全部一人でやるのは大変です。でもいちばん辛いのは、子どもの成長やかわいさを共有できる人がいつもいないこと。

 

「かわいいなあ」とつぶやくよりも、「かわいいね」と一緒に幸せを感じたい。「ずいぶん言葉覚えたなあ」と心の中で思うよりも、「『バナナ』って言えるようになったんだよ!」とすぐに知ってほしい。保育園の日報に一人で目を通すよりも、「今日は砂場遊びしたんだ!」と二人で読みたい。

 

育児は、はっきり言って楽しいことより辛いことのほうが多いです。睡眠や食事などの本能的な欲求さえままならないうえ、部屋を散らかされるわ、車道に向かってダッシュするのを阻止しないといけないわ、手にウンチがつくわ……。

 

感覚的に、辛いこと7、楽しいこと3です。でももし、毎日毎日楽しいことを大切な人と共有できたら? 楽しさが何倍にもふくらむのではないでしょうか。仮に楽しいことが3倍になれば、辛いことが7のままでも楽しいことが9にアップ。楽しいことが優位になります。