元カレと破局して元気のなかったあゆみさんのために、友人が開いてくれた合コンで、2人は出会いました。大人っぽい、落ち着いた雰囲気の猛さんにあゆみさんは一目ぼれだったそうです。元カレがわがままで子どもっぽく、束縛がひどかったこともあって、猛さんの大人っぽい言動や仕草がとても魅力的に見えたそうです。あゆみさんの積極的なアプローチが功を奏し、わずか半年ほどの交際の後に結婚しました。

 

ところが結婚してみると、大人に見えた猛さんが実は自己中心的で、自分以外、妻であるあゆみさんにさえ興味がないようなのです。新婚時代でさえ、猛さんの帰宅を待ちわびたあゆみさんがあれこれ話しかけても、猛さんはうわの空で聞いていないようで、しばらくすると、寝室にこもってしまいます。1年経ったころには、2人に会話がなくなり、猛さんは家にいる時間のほとんどをひとりで、寝室で過ごすようになってしまいました。

 

「話がしたい」と、あゆみさんが寝室に行っても、「放っておいてくれ! 1人でいたい」と、取り合ってくれません。あゆみさんは幼いときから賑やかな家族に囲まれ、家庭とはそうしたものだと思っていたのに、いつも家でひとりぼっちです。結婚したはずなのに、寂しくて仕方ない、実家に帰りたいと涙をこぼしました。

 

猛さんはいつも穏やかで、あゆみさんのわがままにも寛容です。でも、ケンカしながらでも、2人でたくさん話がしたいあゆみさんは寂しくて離婚まで考えてしまいます。あゆみさんはひとりの時間が大切な猛さんを受け入れ、猛さんは夫婦になった自覚を持つ必要があります。2人で楽しめる趣味を持つなど、共通の話題作りをするのもよいと思います。普段はマイペース、その代わり、たまにはお互いに思いきり甘えるなど、メリハリをつけるとよいですね。相性の良し悪しも、夫婦の醍醐味なのです。