■ケチらないことがディズニーランド最大の強み
ここだけの話だが、実は私はある時期ディズニーランド関連の仕事をしたことがある。すぐイメージするのはパーク内のキャストだが、それではない。2つのパークで売られている何十万品というグッズや、日々何千食と食べられるフードの食材などの在庫を管理する巨大なシステムをつくる仕事をしていた。本当に裏方の裏方。当然仕事中ミッキーに会ったことは1度もない(涙)。

 

しかしそんなパークに訪れるゲストの見えないところに、何十億円という大金を使っていることをその仕事を通じて初めて知った。またパレードで見る山車なども間近で見る機会があったが、本当に鮮やかで傷1つない品質だった。こうした時期が変われば使い捨てになってしまう物に対しても、ゲストを楽しませるために何億円という金額が使われている。

 

東京ディズニーランドの強みを一言で言うと「ケチらないこと」だ。

 

これは他の地方のテーマパークに行くと強く実感することができる。ビジネスでは当たり前だが、利益を出すための経費削減のため、パレードなども正直ディズニーランドと比べるとケチっていることがどうしても伝わってしまう。

 

だからこそ今回の値上げでも、その「ケチらない精神」は変わらないだろう。むしろ値上げによって潤沢な資金を得て、さらにケチらなくなるのではないだろうか。ある意味「もっとケチらないようになること」が、今回の値上げの一番の理由かもしれない。

 

そういう意味で、ファンは今後のディズニーランドの大きな期待をしていい。今までと同じ訳がないのだから。どこにさらにケチらなくなったかを見つけることができれば、ファンはもっとディズニーランドを好きになることだろう。