毎年、正月の休み明けに幕張メッセで開催される『東京オートサロン』が3日間で31万人の入場者を記録した。土曜日と日曜日は高速道路の出口を先頭に終日激しく渋滞したほど。なぜ今、チューニングカーの祭典であるオートサロンが人気なのか? 最近の自動車事情を含め、考察してみたい。

 

まずオートサロンの内容。一昔前まで、出展されるクルマの主流は、普通のクルマ好きでも腰が引けるようなバリバリのチューニングカー&ドレスアップカーだった。一部のマニアックな人達のお祭りだったワケです。やがて各ショップが人集めのため、薄着の女性を配するようになる。

 

最初はサーキットのキャンペーンガールのような雰囲気だったものの、徐々にエスカレート。やがて見る方向によっては「ナニも着てないんじゃないの?」と思えるようになるまでエスカレートしていく。このお姉さん達を狙い「カメコ」と呼ばれるカメラ持った人達が集まる。

 

そんな状況がしばらく続く。しかし、3~4年前から主催者は方針を少しづつ変えてきた。自動車メーカーや、タイヤメーカー、あまりエクセントリックではない用品メーカーの出展を誘致。すると一般的なクルマ好きの入場者が増え始める。杓子定規の東京モーターショーより賑やかで楽しいからだ。

 

例えば一昨年からトヨタはブースの面積を大幅に増やし、ベンツまで昨年より出展を開始。さらにモーターショーじゃないのにデビュー前の新型車を発表するようになってきた。もはや普通のクルマ好きが見に行っても東京モーターショーより賑やかで派手でエネルギッシュで楽しいイベントです。