■そもそも「風邪」とは?
さて、寒さが厳しくなってきて、「風邪をひいてしまった!」と言ってくしゃみをしたり鼻をすすったり、あるいは熱でうなされて寝込んでしまった人もいらっしゃることでしょう。

 

誰もが一度はかかったことがある「風邪」。今日は風邪に対する正しい知識を解説しましょう。

 

まず、「風邪を治す薬は(ほとんど)ない」という事実をみなさん知っていますか?

 

風邪とは、喉や鼻がなんらかの微生物にやられてしまって生じる病気のことをいいます。医療機関では、「感冒」とか「急性上気道炎」ともいわれます。風邪を引き起こす微生物の8割から9割がウイルスであり、200種類以上もいるといわれています。ですから、風邪を引き起こしたウイルスを調べることは困難なので、通常は調べません。

 

しかし、その微生物の中には爆発的な流行を起こすことがあるウイルスがいて、医療機関ではそのウイルスを調べることが一般的になっています。そのウイルスがあの「インフルエンザウイルス」です。インフルエンザウイルスには有効な薬剤がありますが、その他の風邪を引き起こすウイルスには有効薬はありません。だから、「風邪を治す薬は(ほとんど)ない」といえるのです。

 

ちなみに「抗生物質」はウイルスには効果がありません。しかし、風邪ではなく、喉が腫れる扁桃腺炎であったり、副鼻腔炎(いわゆる蓄膿症)の場合は、適切に抗生物質を使わなければならないことが多いので病院を受診してください。

 

基本的に風邪なのであれば、普通の体力を持っている人ならば、3日程度で治ることがほとんどで、長くかかったとしても1週間です。もし1週間以上、熱・喉の痛み・鼻水の症状が続くのであれば医療機関を受診することをお勧めします。

 

とはいっても、風邪をひいてしまったらやっぱり辛いですし、仕事や勉強を休むことができない人も多いことでしょう。

 

そこで、みなさんに私が実践している5つの風邪対策をお教えしましょう。