年も押し迫ってきて、あちこちで「今年の総決算」っぽい企画が組まれています。

 

「Amazon.co.jp」も、先日、2012年年間ランキングを発表しました。

 

Amazon.co.jp 年間ランキング

 

和書総合のトップ10は「カーヴィーダンス」やら「ロングブレス」やら、半分がダイエット系。本屋さんではちょっと買いづらい分、ネット書店に有利に働いたのでしょうか。

 

そして、おお! 「レシピ・栄養」分野の19位に、私も参加させてもらった『家メシ道場』(給食系男子著、ディスカヴァー・トゥエンティワン)が!! 19位といえば、昔からもっとも縁起がいい順位とされているだけに、とても光栄です。

 

Kindleストアのランキングども含めた分析の記事は、こちら。

Amazon年間ランキング、Kindle本は「ウェブ動」、学生では「フルグラ」が1位
(「INTERNET Watch」より)

 

こうしたランキングは、今年を楽しく振り返り、どういう一年だったかわかった気にさせてくれるありがたい存在。雑誌の『日経トレンディ』(日経BP社)も、「2012年ヒット商品ベスト30」を発表しています。

 

1位は「東京スカイツリー」、2位は「LINE」、3位は「国内線LCC」と、なるほどと思えるラインナップ。以下、ベスト10は「マルちゃん正麺」「フィットカット カーブ」「JINS PC」「おさわり探偵 なめこ栽培キット」「キリン メッツ コーラ」「街コン」「黒ビール系飲料」と続きます。このへんになると、そこはかとなくスポンサーへの気遣いが感じられるのは気のせいでしょうか。

 

同誌では、同時に「2013年ヒット予測ランキング」も発表しています。
ランキングの上位からあげていくと、「日本流ロングトレイル」「『抗ロコモ』ギア&フード」「手のひらタブレット」「新・希少糖ドリンク」「でぶ犬予防サービス」……などなど。なんだかよくわからないものもありますが、きっと来年にはあちこちで目にするようになるのでしょう。

 

さて、ちょっと意地悪ですけど、同誌が昨年(2011年)と一昨年(2010年)の暮れに発表した“翌年のヒット予測ランキング”をネットで探し出してきました。

 

昨年の「2012年ヒット予測ランキング」の上位に入っていたのは、上から「スカイツリー下町観光」「ゲーム機連動ARトレカ」「キッズダンスギア」「スマホオーダーメード」「10万円全録レコーダー」といった顔ぶれ。ま、当たってたりそうでもなかったりという感じでしょうか。

 

さらにさかのぼって、一昨年の「2011年ヒット予測ランキング」は、上から「得するジオゲーム」「モバ美(モバビュー)」「スマホリンク家電」「釣女ギア(ちょうじょギア)」「新幹線・極上ツアー」でした。ま、ヒット予測の難しさを教えてくれているというか何というか……。

 

いやいや、来年のヒット商品なんて誰にもわからないし、これだけ変化の激しい世の中ですから、たいして当たっていないからと言って、どうこう申し上げるつもりはありません。毎年、翌年の「ヒット予測ランキング」で私たちをワクワクさせてもらって、深く感謝しています。
発表する『日経トレンディ』としても、当たるも八卦当たらぬも八卦という気持ちだったり、願望が込められていたり、業界的な付き合いがあったりで、けっこう冷静な気持ちで選んでいるはず。

 

たまに、きわめて熱い口調で「来年は、これがヒットする!」「これからは○○の時代だ!」と真剣に語ってらっしゃる人がいますが、競馬の予想と大差ない話なので、適当に聞き流しましょう。当人も、熱く語りつつもネタとして楽しんでいる部分があればいいのですが、本気で信じ込んでいるケースもしばしば。あやしい神様を信じるときと同様に、本気で信じたい理由や事情があるのでしょう。最近はちょっと減りましたが、かつて「電子書籍」という言葉のまわりには、そういう人がたくさんいらっしゃいました。

 

「来年のヒット予想」の類は、読むときも語るときも、あくまでネタとして楽しむのが大人のスタンス。熱く語りすぎると「この人、どうしちゃったんだろう……」と引かれてしまうし、そういう人を見たら眉にツバをつけたほうがいいでしょう。「これだけは確かな話」なんて言い出したら、あたたかく見守るしかありません。

 

それはさておき、私個人としては、来年は「伊勢うどん」が爆発的にヒットするのではないかと見ています。ご覧ください、このおいしそうな姿。日本一太くてやわらかいと言われる麺が、たまりをベースにした甘辛いタレにからんで、ひと口すするたびに食べる人をやさしく包み込んでくれます。

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12月22日(土曜日)には、京都にうどんミュージアムがオープンしました。うどんへの注目は確実に高まっています。そんな中で、讃岐うどん以外にもいろんなうどんがあることが広く知られるようになり、やがて対極的な存在である「伊勢うどん」がクローズアップされるのは必然的な流れと言えるでしょう。しかも来年は、伊勢神宮で20年に1度の式年遷宮が行なわれ、伊勢に大きな注目が集まります。時代が「伊勢うどん」を求め、すべての風が「伊勢うどん」を後押ししてくれています!

 

……あれ? もしかして私、ちょっと熱く語ってますか? いやいや、これだけは確かな話なので、今からチェックしておいて損はありません! いやホントに。